「伝説の経営者」を選ぶか?「仙人」を選ぶか?
■感想
前情報として私を出していただいていると聞いていたのもあり、ワクワクしながら読ませていただきました♪
心に響いた部分は書き出したらキリがないくらいたくさんあったんですが、その中でも特にというところをひとつ。
「善い人であれ」を目指すと苦しくなります。という話です。プリマベーラに入って12年、私が見てきた吉川さんのイメージはとにかく「ストイック」でした。月に400時間働くし、全従業員へのサンクスカード、飲み会に環境整備、お店周り。プライベートでも水しか飲まなくなったり、絶食したり、筋肉バキバキになったり、話を聞くたびに「マジか」と思ったのをよく覚えてます。正直ゴミ拾いもそのひとつで、吉川さんのストイックさがあるからこそできることと思っていた節もあります。これは真似できない・・・と。
それが本を読んでみてびっくり、拾えない時はゴミをスルーするというルールの緩さ、自分が不機嫌になりそうなことからは自ら離れる自由さ、普通の人が当たり前だと思っていることの観念が完全に外れています。ゴミ拾いをすることでそのしがらみを外していくことができる、徹底して自分の上機嫌だけにコミットできるようになっていく。
これまでマテリアルの世界でひたすらにストイックに、伝説の経営者を目指し苦しい経験もしてきた吉川さんがいうからこその説得力がありました。
またそれだけでなく、無条件に「いい人」と思われて勝手に「いいこと」が起き始める。ツキがまわってくる。本に書かれていたように、まさに私もそれにまんまと引っかかっていたわけです笑
その判断が間違っていたとは全くもって思っていませんが笑
本を全部読み終えて、出た一言は「ゴミ拾いすげぇ・・・」です笑そして「ちょっと俺もゴミ拾いやってみようかな、不機嫌にならない範囲で笑」という気持ちにさせられました。
いきなり吉川さんみたいにトングを持ち歩いてあちこち行くのはハードルが高いので、まずは朝の散歩のついでにゴミ拾いしてみようかなと思います。1年ほど前に購入して2回しか履いてないランニングシューズも靴箱にちょうどあるし笑
吉川さん素適な本をありがとうございました。
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私の著書に出てくる、天才プログラマーの徳留一馬さんからの感想です。彼は、私がゴミ拾いしている姿を信号待ちの交差点でたまたま見つけて、「この人のもとなら、大丈夫。自分はプリマベーラで働き続ける」と決心してくれた社員さんです♪
私と近いところで働いてきたので、私の変容ぶりをよく知っています(笑)「一瞬を大切にする男日本一」を標榜していたときには、超ストイックな暮らしを送っていました、私は(笑)それでも、それを「楽しもう」と思って、楽しんでいたつもりですが(苦笑)今思うと、かなりのやせ我慢をしていましたね(苦笑)
「伝説の経営者」から「仙人」へ。その過程が、著書を読むと、余計にわかるのかもしれませんね♪
シンプルに言うと、伝説の経営者は、ストイック。仙人は、フリーダムな人(笑)リバティーかな。とにかく自由人です(笑)
どちらを選ぶかは、その人の自由です。が、究極の「幸せとは上機嫌である」という定義から考えると、おのずと自分なりの答えが決まるのではないでしょうか。
ストイックだけど目標達成するのが自分の最高の上機嫌なんだと思えば、前者。自由に鼻歌をうたいながら余裕を持って生きるのが好きなら後者。どちらもOK♪オールOK♪
そんなことを気づかせてくれる、素適な感想でした♪徳留一馬さん、ありがと♪
No Gomihiroi, No Life♪I love myself♪